炊飯器で超かんたん
ふんわり米粉パン
今使っている炊飯器で、米粉パンは焼ける?
各メーカーから数えきれないほどの機種が出ており、性能も千差万別な炊飯器。
中には、何度焼いても、うまくできないものも。
性能が良すぎて、これはお米の炊飯ではないぞ!と感知して数分でスイッチが切れてしまうもの。
火どおりのしくみから、パンやケーキの場合中までどうしても火が通らないもの。
浸水の時間が長すぎて、どうしても過発酵になってしまうもの。
などなど。
一番確実なのは、「パン」または「ケーキ」を焼くメニューがある機種。
この機種なら、間違いなく、炊飯器米粉パンも焼けるはず。
「発酵」メニューまでついていれば、なお便利です。
ちなみに、教室で使っている機種は、このあたり。
どれも美味しく焼けますが、個人的に、お釜の形は東芝製が好みです。
こういった、パンやケーキのメニューがない機種の場合は、まずはご自宅の炊飯器が、
「ケーキが焼ける」
機種かどうか、チェックしてみましょう!!
ケーキが美味しく焼ければ、その炊飯器でパンも美味しく焼けると思います。
もし、ケーキが焼けない場合は、残念ながら、パンも焼けないと判断せざるをえません。
小麦や卵、乳製品がOKな方は、「炊飯器ケーキ」で検索 すれば、レシピはたくさん出てきますので、そちらを利用しても。ホットケーキミックスを使った簡単なレシピもたくさんあります。
小麦・卵・乳製品がNGな方は、下記のレシピを参考に、作ってみてください。
炊飯器米粉ケーキ~ほんのりバナナバージョン~
バナナを卵代わりのつなぎに使った、初心者でも簡単に作れる、小麦・卵・乳製品不使用の米粉ケーキです。
具を入れないで、シンプルなプレーンケーキとして焼けば、デコレーションケーキのスポンジ台にも。
バナナはつなぎに必要な最小限の量なので、バナナ風味は控えめ。
色々な具を入れてアレンジも楽しむことができます。
【材料】(5.5合炊きでも3合炊きでもOK)
A) 米粉(製菓用又はパン用)160g 、タピオカ粉(又は片栗粉かコーンスターチ)20g、ベーキングパウダー5g、重曹2g(小さじ1/4)
B) きび砂糖35g、塩1.5g(ふたつまみ)、植物油50g、バニラオイル少々、無調整豆乳(又は牛乳)80g~(生地の固さによって調整)
バナナ(あまり熟れていない固めのもの)70g、レモン汁20g
お好みの具を加えてアレンジもOK(写真はローストピーカンナッツ30gを粗く刻んで加えました)。
【作り方】
1、ボウルにAの材料を入れて泡だて器でよく混ぜる(ビニール袋に入れてふりふりでもOK)。
2、別のボウルに適当にちぎったバナナとレモン汁を入れて、フォークの背を使ってつぶし、ペースト状にする。すりおろした山芋みたいになるまで。(ミキサー等でペーストにすると粘度が落ちてボリュームが出なくなるので、手作業でがんばって!)
3、2にBの材料を加え、泡だて器でしっかり混ぜて乳化させる。
4、3に1を加えて、ゴムべらで手早く混ぜる。ダマがなくなりなめらかになったら、生地の固さをみて豆乳を加えて調整する。すくった生地がリボン状に落ち、落ちた生地が薄く跡が残るくらい(生クリームの7分立てくらい)が目安。
5、具を入れる場合はここで加え、手早く混ぜる。
6、炊飯器のお釜に生地を流し、「炊飯」キーを押す。
7、炊飯が終了したら竹串を指してみて、生の生地がついてこなければOK。網の上に取り出して冷ます。
※竹串に生の生地がついてくるようなら、もう一度炊飯キーを押します。釜が熱くてスイッチが効かない場合は濡れふきんなどの上で少しお釜を冷やすと再炊飯できます。
※
まずは、「高速」や「早炊き」メニューで炊飯してみてください。このメニューでうまくできない場合は、白米の普通炊飯メニューも試してみてください。機種によっては、玄米コースで炊いたらうまく焼けた、など色々な成功報告もあります。お使いの炊飯器で色々と試してみてください。
※
「浸し」機能のある炊飯器の場合:「浸し」機能を解除して炊飯することによりふんわり焼ける場合があります。詳しくは
こちらをご覧ください。