廃番となった思い出の米粉たち

炊飯器パンでお世話になった、今は亡き米粉たちです。
今までありがとう! そしてまたいつか、戻ってきて下さい・・・。

「リ・ブラン」
米粉で「ふんわりパン」ができることを教えてくれた、並はずれた素晴らしい米粉でした。
この米粉がなくなり、どれだけの人が涙を流したことでしょう・・・。
小麦アレルギーの人にとって、救世主が去って行ったともいえる「リ・ブラン」の製造終了。
いつかこの米粉に匹敵する米粉は現れるのでしょうか。
【メーカー】加藤粉体技術研究所
仕上がり例

【酵母】サフインスタントドライイースト・赤
【発酵】発酵メニューにて10分、その後スイッチを切り
    約1.9倍まで発酵(※室温約24度)
【炊飯】マイコン式炊飯器/「ケーキ焼き」メニューで40分

・「ふつう」炊飯でもおいしくできる。ケーキ焼きメニューがある炊飯器の場合は、そちらのほうが「こんもり」した感じに仕上がる。
過発酵による失敗例

【酵母】サフインスタントドライイースト・赤
【発酵】43度にて約3.5倍まで発酵(※室温約26度)
【炊飯】IH式圧力炊飯器/「ふつう」炊飯

・過発酵により中心部が陥没。
・味、食感共にそれほど悪くはないかも。シフォンケーキのような・・・。でも弾力はない。
・さすがにこの発酵3.5倍はやりすぎだけど、リブラン×サフの組み合わせなら、2倍を多少超える程度の発酵なら中央が若干陥没するくらいで問題なくおいしくできる。

「モッチリクック(イエローラベル)」
キメの細かさではリ・ブランに劣るものの、柔らかさにおいては勝る。仕上がりは「ふんわり」&「しっとり」。
他の製菓用米粉に比べて吸水量が高く、水分量の調整には細心の注意が必要。水分量が多すぎると餅状態になる。
★生地作りのコツ:まずはちょっと柔らかい粘土くらいの固さまで水分を入れてしばらく練る。2分ぐらい練っていると、水分と粉がなじんで突然生地が柔らかくなってくる。そこから少しずつ水分を足して、もったりした感じの柔らかさにする。
【入手先】株式会社 中国リス食品販売  【開発】株式会社 福盛パン研究所
仕上がり例

【酵母】サフインスタントドライイースト・赤
【発酵】発酵メニューで20分+20分放置で約1.8倍に発酵(※室温約17度)
【炊飯】マイコン式炊飯器/「ケーキ焼き」メニューで40分

・水分量260gホットケーキ生地の固さまで水分を加えると水分量多すぎ。その手前の「もったり」した感じでとどめる)。
・1.8倍では若干過発酵だったかも。次回またリベンジ。
(※使用米粉賞味期限:2009.10.13)