よくある質問


ふんわりできないよ。
製菓用米粉を使う
米粉は製菓用米粉を使って下さい。炊飯器米粉パンの場合、現時点では「リ・ブラン」がおすすめ第一位です。
その他の製菓用米粉ではふんわり食感は難しいものが多くあります。
私も色々な米粉で実験中です。こちらで結果をレポートしていますので参考にして下さい。

発酵に注意する
過発酵に気をつけて下さい。特に夏場は注意です。基本のレシピ(ドライイースト編こだま酵母編)の補足部分をご覧下さい。
逆に発酵不足の場合でもねっとりしてしまうことがあります。膨らんでないのに炊飯キー押しちゃだめです。
リブランじゃない米粉の場合は過発酵で失敗するケースが多く、発酵は1.5倍までにとどめておくと無難な場合が多いです。
発酵の温度は35度がめやすです。温度が高いと過発酵しやすくなります。50度以上になると酵母は死んじゃうらしいです。

水分量を変えてみる
米粉によって吸水量はそれぞれ違います。また、同じ米粉でも湿度や保存状態、製粉方法や原材料の変更等によって突然様子が変わることもあります。
水分量が足りないと固くなったり膨らみが悪くなったり、多いとべとっとした仕上がりになったりします。
水分量は5〜10gの差でも仕上がりに大きく違いが出ます。ホットケーキの生地の固さを目安に、微調整してください(まれに、ホットケーキ生地の固さが目安にならない米粉もあります。こちらのレポート結果を参照下さい)。
実際の生地の固さに関しては、下記の「生地ってこれでいいの?」を参照下さい。

微調整の際の注意:まずは米粉と水がなじむまでは少し水分量少なめかな?というあたりで混ぜ始めて下さい。2分ぐらい混ぜると、米粉と水分がなじんで生地がゆるくなってきます。そこで最終的な水分量の微調整をしてください。

古い酵母は使わない
開封して月日がたったものや、保存状態の悪いイーストは発酵力が落ちるので使わないで下さい。

ぬるま湯の温度に気をつける
ぬるま湯の温度は人肌程度、35度が理想です。指を突っ込んでみて、ビミョ〜〜〜にぬるく感じる温度です(夏場は温かくもも冷たくも感じなかったり)。
温かすぎると生地の温度が上がってしまい、過発酵やキメが粗くなる原因になります。

まずは基本のレシピの配合で
油、砂糖、塩の量など変えたくなると思いますが、とりあえずは基本のレシピで作ってみてください。うまくできたら、そこからお好みでアレンジしてみてください。

うちの炊飯器ではもしかしてムリ?
ふんわりできない原因のひとつに、炊飯器の性能の問題があります。この場合はあきらめるしかありません。
見極める方法としては、まずは「炊飯器ケーキ」を作ってみることです。レシピは書籍等を参考にするか、ネットで「炊飯器 ケーキ レシピ」で検索すれば出てきます。ホットケーキミックスで簡単にできるものもあります。小麦粉がNGな場合は、米粉で作るケーキのレシピを参考にして下さい(クックパッドの「リファリーヌなムッチリバナナケーキおすすめです。私はバナナは1本で作ってます)。
ケーキがふんわりおいしくできるなら、その炊飯器で米粉パンもおいしくできるはず。安心して下さい。

※「浸し」機能のある炊飯器の場合:「浸し」機能を解除して炊飯することによりふんわり焼ける場合があります。詳しくはこちらをご覧ください。

生地ってこれでいいの?
実際生地の固さってどんな感じ?(動画をご覧いたただけます)
ホットケーキ生地の固さが目安となりますが、実際は米粉によってはもっとゆるい方がよかったり、逆にホットケーキ生地の固さでは水分量が多すぎる場合もあります。
こちらのレポート結果を参照して頂いて、このレポート結果にない米粉の場合は、実際に作って見極めて頂ければと思います。
また、同じ米粉でも、製粉方法や原材料の変更等で、突然今までと違う仕上がりになったりします。なかなかやっかいです。
参考までに、リ・ブランの場合の生地の状態の動画を紹介します。
  1、リ・ブラン:250gに対し、温水:230gの生地が、→こちら
  2、リ・ブラン:250gに対し、温水:220gの生地が、→こちら
レシピでは230gとしていますが、同じリ・ブランでも、1の状態がちょうどよかったり2がちょうどよかったりします。
リ・ブランは素晴らしい米粉ですが、品質の安定性に関しては発展途上の面もあります。1〜2の固さの範囲内で臨機応変に対応していただければと思います。

おすすめのリ・ブランで、レシピ通りやってるんですけど、生地が「粘土」みたいに固いです。これでいいの?
ある一定時期に製粉された「リ・ブラン」の中に、一部吸水性の非常に高いものがあります。
販売元で交換していただける場合が多いです。パッケージに記載の会社へお問い合わせ下さい。
共立食品さんの場合、賞味期限が2009年11月20日以前の商品にこのハズレ米粉が一部まぎれこんでいるそうです。
このハズレで作ったパンは、パンとはほど遠い物体にできあがるとの報告を多数頂いております。是非代替品をゲットして下さい!

2分混ぜたけどダマが残ってます。このままでいいの?
米粉によっては、ダマが若干残る場合があります。焼き上がると消えてる場合が多いので、私は気にせずそのまま発酵に入ってます。
気になる方は、2分混ぜた後2分くらい放置してまたちょっと混ぜて放置、みたいな「放置&混ぜ混ぜプレイ」をしてるとなくなることが多いです。お試し下さい。

中まで焼けないよ。
炊飯キーをもう一度押して下さい。竹串を刺してみて、液体っぽい生地がついてこなければ焼けてると思います。湿っぽい生地がついてくるのでまだ焼けてない?と思うかもしれませんが、湿っぽいやつは普通です。

残念ながら、炊飯器によっては、何回炊飯キー押しても生焼けとか、そもそも途中で炊飯が終了してしまって焼きあげることが不可能というものがあります。ちまたの炊飯器ケーキレシピの簡単なケーキでもできない場合は、炊飯器米粉パンは無理です。ごめんなさい。

お釜にパンがくっついてるよ。
お釜のフッ素コーティグが劣化していたり、もともとコーティングが甘いものの場合、焼き上がったパンがお釜にくっついてうまく取り出せない場合があります。生地をお釜に入れる前に薄く油を塗っておくときれいに取り出せます。

スライスできないよ。
焼きたてほかほかを食べたいですよね。ですが、焼きたてはスライスするのは至難の業です。
冷めれば冷めるほどスライスしやすくなります。すっかり冷めきったパンはかなり切りやすいです。
でもせっかくなら焼きたてを食べたい・・・。そんな時は以下のようにしてみてください。
★パン切り包丁に薄く油を塗る。
★切っていて包丁に生地がくっついてきたら、すぐ水で洗い流す。再び油を薄く塗る。
これを繰り返して、少しずつ切り進めます。
包丁は手前に引くように切るのもポイントです。

どうやって保存するの?
焼き上がってパンが冷めたら、水分を逃さないように密閉して室温で保存します。
私はラップでぐるっとくるんでから、ジップロックに入れて置いてます。
その日のうちに食べきらない場合は、スライスしたものを1枚ずつラップで包んでジップロックに入れて「冷凍」します。
「冷蔵」での保存はパンが固くなってまずくなるので、やめといたほうがいいです。

■解凍法1:ラップのままレンジでチン。しっとり仕上がる。
※温めすぎると固くなる。温めが足りなくてもパサつく。コツをつかむまでは様子を見ながら少しずつ温める。1000Wとかはやめといたほうがいいです。500Wとか600Wで数十秒ずつあっためて、熱のムラがあったらパンの向きをかえたりひっくり返したりしてまんべんなくあったまるように工夫して下さい。

■解凍法2:凍ったままトースターでトースト。表面カリッ、中もっちり。
※薄めにスライスしておくのがおすすめ。

写真おいしそうですね。炊飯器はどこのですか?
我が家の炊飯器は以下の2台です。

■SANYOの圧力IHの5.5合炊き/品番:ECJ-IZ10
 「おどり炊き」が売りの商品。
 マルチメニュー機能があり、発酵の際温度と時間を指定できて便利。
 蒸し板付きで蒸しパンも簡単。

■TOSHIBAのマイコン式の5.5合炊き/品番:RC-10NMF
 発酵、パン&ケーキ焼きのメニューがある。
 パン、ケーキ焼き機能は、110℃で指定の時間焼いてくれるというもの。
 炊飯器米粉パンの場合、40分指定でいい感じ。
 発酵は35℃で指定の時間発酵してくれる(温度調節は不可)。
 なんせ安いです。ネットで6000円台で購入しました。

もし“炊飯器米粉パンの為に”新たに炊飯器を購入検討でしたら「発酵or温度調節調理」と「ケーキ焼き」機能がついてるとベストじゃないでしょうか。パン専用にしようと思うなら3合炊きもいいかも。持ってないけど。